昨日(8月26日)第1回、みんなと食べる「みなと食堂」が賑やかに開催されました。
参加者は3歳から80歳まで42名!
まさに大家族さながらのにぎやかな晩ご飯となりました。
16時オープンとともに、スタッフが仕込みを始めると、
まず最初の来店者がやってきました。小学校2年生の男の2人です。
100円玉を握りしめて入ってきたふたりは、荷物を置くと早速お手伝いを開始。
ひとりは外で来る人の案内。もう1人は中での案内係。
これは、自分たちの仕事だとばかり、ふたりで役割を分担して大張り切り!
その後来てくれたのは3歳の女の子とママ。いつもは2人で静かな生活だけど、
今日はお兄ちゃんたちが一緒に遊んでくれて賑やかなので、大はしゃぎ。
久しぶりに会った高校生の男の子たちはとっても大きくなってびっくり!
同じ地域の中だからこそ実感できる子ども達の成長。
昔はあんなにやんちゃだったのに…。
勉強道具を持ってきて、ご飯ができるまではちゃんと宿題をしてエライ!
続々とやって来る人たちを小学生の男の子ふたりが案内してくれる。
「はい、いらっしゃいませ~」
「こんにちはー。どうぞおはいりください~」
こんなに大人数でご飯を食べるということのない子ども達は
それだけでワクワクした気分になり、ちょっと興奮気味。
「は~い!これから絵本の時間で~す!聴きたい人ここに集まれ~」
日頃朗読の活動をしているIさんが絵本を読み始めると、それまで
走り回っていた子ども達もし~んと聴き入って…。
お一人暮らしの高齢者の方も、お一人暮らしの男性の方も、
いつもは静かな晩ご飯だけど、こんなに賑やかな晩ご飯は久しぶりだととてもうれしそうでした。
今日のメニューは夏野菜のごろごろカレー。(メニューボードはOさん作)
いいにおいがしてきて、そろそろご飯の準備ができると、
それぞれカレーを取りに来てもらって、
カウンターに並んだ夏野菜を自分で選んでのっけてもらいます。
今月の調理担当のTさんが野菜をたくさん食べられるように考えてくれたやり方。
ピーマン、なす、トマト、キュウリ、ズッキーニ、モロヘイヤ、オクラ、
トウモロコシ、ジャガイモ、おまけのタマゴ…
いつもは食べないような野菜も、みんなと一緒だと食べられちゃう。
お代わりをする子も!大学生のTちゃんも大活躍!
夏野菜ってこんなに栄養があるんだよ~、と野菜の栄養についても
Kさんがタグを作ってくれて、それをお野菜のところに立てかけて…
さりげない食育も取り入れて…
「家ではまったく食べないんですよ!」
という3歳の女の子のママも、今日はモリモリお代わりまでして食べる
お子さんの様子にびっくり。
途中ちょっとおへそが曲がってママに不満をぶつけていた子も、
ママからしばらく離れて、Tさんがそっと寄り添ってあげていると
気持ちも収まって、Tさんと一緒に食べ始めたり…
親子だけでは煮詰まってしまうときも、こうして親以外の人と触れ合うことで
親子ともどもホッとすることもある。
第1回目ということで、どうなるかこちらも不安で、
何人来てくれるんだろう…
少なかったら…
多すぎて入らなかったら…
お料理が足りなくなったら…
いろいろ心配しながらも、ボランティアスタッフも来てくれた人も
和気あいあいと、みんなとても楽しそうでした。
美味しい夏野菜を昨日届けてくださったSさん、
畑のお仲間に声をかけて一昨日畑を案内していただき無農薬の野菜を
提供していただいた上に、今朝も採れたてを届けてくださったMさん、
自分たちで作った貴重なスイカを提供いただいた地区センターのOさんとMさん、
本当にありがとうございました。
自然の恵みに感謝して、お野菜ってこんなに美味しいんだね~!と
参加者の皆さんも大喜びでした。
たくさんの方に支えられて、それぞれができることで参加していただき、
第1回みなと食堂は大盛況に終わりました。
みなと食堂スタッフチームの皆さんもお疲れ様でした。
このチームのそれぞれが持つ力も素晴らしいです!
次回は、9月23日(金)16時~19時半 です。
第2回のメニューは、お料理上手なSさんが考えてくださいます。
どうぞお楽しみに!