「平和」について語る ~第2回ざっくばらんにしゃべらん会~

この時期だからこそ、思っていることを語り合おう――第2回「ざっくばらんにしゃべらん会」テーマは「平和」。

誰もが願う平和。
誰も戦争なんかを望んではいない。
でも、これから一体日本はどうなるの?

そもそも平和ってなに?
なぜ戦争は起こるの?
起きないためにどうすればいいの?

そんな疑問を持つ私達が、実際に戦争を体験した方の話を聞いて考える機会となりました。
このご近所に住む86歳のKさん。当時の状況とご自身の状況とを重ね合わせながらお話してくださったあと、Sさんが進行役となって参加者がそれぞれの意見を語り合う。参加者は大学生から86歳の19名。

 

 

 

 

 

 

 

 

実際にこうして生の声をお聞きできる機会はこれから少なくなるでしょう。
国の行く先もとても心配ですが、今私達にできることは、争いにならない世界を作ること――。
戦争は人が生み出すもの。生み出さない社会をつくるには、人が人を思いやり、いろんな立場の人に想いを馳せ、耳を傾けること――。

 

 

 

 

 

 

 

 

大人が作り出す争いに子どもたちを巻き込んではいけない――。
Kさんのお話から、今の状況は第2次世界大戦の前の状況に似ているとも――。
日本がこの70年、平和に暮らせたのも確かに安全保障条約で守られてきたというのも事実――。
だから、これからこの国の平和を守るにはどうすればいいのか――もっともっと国民的議論が必要なのでは――。

ここでこうして話したことで世の中の何かが変わるわけではない。しかし、参加者一人一人が平和に対する想いを自分自身のこととして考えるきっかけになったのは間違いないと思います。

お酒も入り、参加者も言いたいことを言い、人の意見に耳を傾け、新しい出会いもあり、新たなつながりへと発展できたのではないかと思います。なにより、この地域でこのようなことを話ができる人が集まって、世の中のことをちょっと真剣に考えることができたことがとても嬉しく、そういう時間と場が必要だと感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日、お料理を作ってくださったのは、ご夫婦でお料理が得意のO夫妻。ご主人は理系男子。料理は実験に似ているとか。計算に基づいた男料理を披露して下り、奥様は温かいおふくろの味。参加者も皆さん大喜びでした!
ギター持参で参加してくださったMさん。みんなで「イマジン」を熱唱し、歌を通して平和への想いを馳せる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美味しい料理と美味しいお酒、そして仲間とともに語り合い、時々歌♪――これからもこの「しゃべらん会」は続けていきたいと思います。
こういうことを話したい!というご意見などありましたら、お寄せ下さい。
次回のテーマは「教育」?というごご希望もあります。
次回も多くの方のご参加をお待ちしています。

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本のご紹介
『零の進軍(上)(下)』 

 

 

 

 

 

 

 

 

第2次世界大戦に従軍した人の年齢は90歳を超える現在、「新老人の会」熊本支部の会員が自らの生々しい一兵卒の戦場記録として渾身の超大作を出版されました。食料も生活用品も現地住民から奪い、自分がどこにいるのか、どこに向かうのか兵士は知らない。自分の意志での行動は許されない。ただ命令に従うだけ。そんな中おびただしい命が消えていった…。
想像を絶する当時の状況――戦後70年になる今年、貴重な体験談として多くの方に読んでいただきたい本です。

吉岡儀一/著 ■発行/新老人の会 熊本支部 ■発売 創流出版
ご希望の方は、ハートフル・ポートまで。(会員価格でお分けします)

新老人の会 熊本支部
http://kumamoto-shinroujin.jimdo.com/