「カフェ」という場が果たす役割…

1周年感謝月間の最後のイベント「ティータイムをライアー(竪琴)とともに♪」を6月30日に終え、6月の1か月間毎週開催してきた音楽イベントもすべて無事終了しました。

アイリッシュ・ミュージックの須貝知世さんと柏木幸雄さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンサーティーナ/アイリッシュ・ブズーキ/ギター/フィドル/ティン・ホイッスル/アイリッシュ・フルート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライアー奏者の井上ゆり子さん 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイリッシュミュージックの演奏は今回2回目、ライアーは5回目。
いずれも素晴らしい演奏で、しかも、この距離感! 演奏者の息遣いを感じながら、生演奏を聴けるというのは、本当に贅沢な時間でした。

遠くに行かなくても、素敵な音楽を身近に感じてもらいたいという店主のわがままを、演奏者の皆さまが快く受けとめてくださり、毎回違ったジャンルを、たくさんの方に楽しんでいただけたこと、心から嬉しく、感謝申し上げます。ありがとうございました。
4回のプチ演奏会に来て頂いた皆さま、そして演奏していただいた演奏者の皆さま、本当にありがとうございました。

さて、1周年のイベントを終え、1年が過ぎたんだなあ~、としみじみとしている店主です。
カフェの経営自体ど素人、料理だってそんなに得意というわけではない――そんな私が、カフェをオープンする!と宣言し、自宅の一階部分を開放して1年…

誰もが気軽に集まっておしゃべりしたり、お茶を飲んだり、食事をしたり、音楽を楽しんだり、ちょっとした文化的な活動もできたりして、ここに来る人みんなが幸せな気持ちになれるようなカフェにしたい!という妄想が実現できたことは、この想いに賛同してスタッフとしてともに走って来てくれた友人4人、そしてこの場所を愛し何度も来てくださる常連の皆さまや、はじめてドキドキしながら扉を開けて入って来てくださった皆さま方のおかげです。本当にありがとうございます。
日々の経営のこと、メニューのこと、イベントのこと、いろんなことで悩みながらも、本当に1年が経ったんだね…とスタッフのみんなと振り返ると、このお店のいろんなところにいろんな思い出と光景が思い浮かびます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昔は気軽に道端で、縁側で、おしゃべりをすることは当たり前だったけれど、それがなかなかできなくなって、1人家に籠りがちになる人も多くなった現在、近くで気軽におしゃべりができて、ご飯も食べられるのは、とても嬉しいわ!とおっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。
日頃はあまり外に出られない高齢の方も、ちょっとお洒落をして、ちゃんとお化粧をして、とても嬉しそうに中に入って来られます。ここでお友達とおしゃべりをしたり、ちょっとワインでも飲んだり…気軽にお友達と交わり、ちょっとした地域の社交の場になっているようです。時には、赤ちゃん連れから高齢者までが自由に集い、皆さん解放されたような気分になって帰られます。
この場所を「カフェ」というスタイルで場を開いたのは、正解だったと思っています。
多くの方が地域の中に居場所を求めています。気軽に集える場所――そこでおしゃべりをしたり、お茶をしたり、ご飯を食べたり…。
しかし、個人の家では、「いつでも来てね」と言われても、なかなか自由に出入りができるものではありませんが、カフェという出入り自由な場所にしたことで、誰もが気兼ねなく扉を開いて入ってきてくださいます。「お邪魔しま~す」と言って。

以前「プライベートをパブリックに開く時代」というテーマで特集された市民活動支援センターの広報誌に、ハートフル・ポートが掲載されましたが、プライベートだったこの家の一部をパブリックに開いたことは本当によかったと思っています。(それについては、また別の機会に詳しく…)
最初はこういうことができるといいな!という「私」ひとりだけの想いが、ここのスタッフ5人の想いとなり、そしてここにいらっしゃるお客さまにその想いが伝わり、人と人とのかかわりを大切にしたいという想いを持っている人方同士がさらに人の輪を広げていってくださいます。

つまり、人は、誰かとつながっていたいという願望があり、誰かに受け止めてほしいという想いがあり、居心地のいい場所にそれを求めて集まって来るように思います。

私が尊敬し、目標であり、そしてお手本としている素敵なカフェがあります。西国分寺にある<クルミドコーヒー>です。その店主の影山知明氏のご著書『ゆっくり、いそげ~カフェからかじまる人を手段化しない経済~』のあとがきに、このようなことを書いていらっしゃいます。
「20世紀初頭のパリのカフェ。そこにはピカソやヘミングウェイが集い、文化が芽吹き、時代を作る拠点となっていた。なぜあの当時のパリのカフェに、あれだけの偉大な人物たちが集まっていたのか――?……「偉大な人物」がカフェに集っていたのではなく、そこにカフェがあったから、そこに集った人々が後に名を知られるような偉大な人物へと育っていったのだ」
「ある種の場が人を育て、そこから時代を動かしていくことがある……人が人を受け止め、刺激し合い、切磋琢磨することが人の中に眠る可能性の目を引き出す。カフェがそうした場の一つでありうるのは、そこが自由だからだ」
自由にふらっと来て、お客さん同士で話しをしたり、スタッフと話をしたり、そこからまた新たなつながりに発展したり…。
この一年を振り返ってみると、そんな出逢いもたくさんあったし、新しい発見や気づき、感動や学びもたくさんありました。

「カフェ」という場が果たす役割は、これから先の地域社会の中でもとても大きくなっていくのではないかと思います。ただ美味しいものが食べられる場所ということだけではなく、人と人とがつながっていく場所となり、地域の人にとっての居場所となり、「カフェ」から始まる〇〇〇…、「カフェ」が人を育てていく、もっと大げさに言うと、人が集まって社会をも動かしていくような場所――そういうことを担うようになっていくのでは…。もちろん、パリのカフェのようにはいきませんが。

人が人を受け止め、いい意味で刺激し合い、その人の中に眠る可能性を引き出し、何かを始める一歩を踏み出すきっかけが見つかる場所――そういう場でありたいし、そういう人を応援できる場になりたいものです。

1周年記念イベント最終回にライアー奏者の井上さんが、最後に演奏してくださった、平原綾香の『明日』という曲に次のような歌詞があります。
♪そっと閉じた本に続きがあるなら
まだ何にも書かれていない ページがあるだけ

あの星屑 あの輝き
手を伸ばしていま 心にしまおう
明日は新しい わたしがはじまる

何も書かれていないページに、これからどんな物語が書き込まれるのか、楽しみに
7月からもお店を開いていきたいと思います。
ここから出港する人にとっても、寄港する人にとっても、ほっとできる港であり続けられるよう…。
今後とも「ハートフル・ポート」をどうぞよろしくお願いいたします。

 

【ソーシャル・ポート・ヨコハマ】メールマガジン Vol.73 に、ハートフル・ポートが掲載されました。
あわせてここにご紹介させていただきます。

http://socialport-y.jp/?p=7461

次回のイベントのお知らせ:

●「食育」7月4日(土)10時半~13時
●「絵本カフェ」7月10日(金)15時~

テーマ:夏、夏休み等 お好きな絵本をお持ちください。参加のみでももちろんOK!
※絵本にあわせてライアーの生演奏もありますよ~!

お申し込みは、ハートフル・ポート
☎:045-777-8159
mail:cafe@heartful-port.jp

※メニューが、夏仕様になりました!
これも絵の得意なKさんが作ってくださいました!

 

 

 

 

 

 

 

 

デザートのメニューも増えました! 皆さまのお越しをお待ちしています。


0