はじめてのリアル会場とオンラインとのハイブリッドイベント!
「アフターコロナの気候変動に備え、今私たちができること」
~環境活動家 谷口たかひさ氏と特別ゲストとしてグリーンスクール卒業生の露木志奈さんのお話会~
2020年8月18日(火)13時~ (二俣川相鉄ライフ コミュニティサロン)
無事終了しました。
リアル会場とオンライン合計60名近くの方にご参加いただきました。
参加希望者が増えたため、密にならないよう、会場を急遽広い場所に変更。
環境問題というと、日本ではあまり関心を持ってもらえないことが多いのですが、
気候危機に関心を持ち始めている方も増えていると実感しました。
さすがに近年の大災害や猛暑もあり、これはまずいぞ!と思って関心を持ってくださった方も多かったのかもしれません。
コロナ禍、リアル会場だけではこれだけの人にご参加はいただけませんが、今回は遠隔の方(千葉や広島からも!)や、人の集まる場所に行くのは不安という方も、オンラインでの参加してくださり、多くの方にお話を聞いていただくこともできたのはよかったと思いました。(オンラインではサテライト会場を作ってくださった方も!)
ただ、オンラインの方はいろんな不手際もあり、ミスもあり、wifiの環境と会場の蛍光灯とカメラの問題…いろいろと課題もあって、音声映像ともに乱れてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
それでもオンライン参加の皆さんには、今回のイベントが実験的試みであり、会場がメインである旨ご理解いただき、温かく応援していただけたことを心から感謝申し上げます。
今回のハイブリッドイベントは、私達にとってもチャレンジでした。今回の反省をきちんと検証し、学んだことを次回からのイベントに繋げたいと思います。
80名収容の会場(定員は40名に減らして)提供をしてくださった「大人塾grand」さんにもこころから感謝申し上げます。ありがとうございました。
さて、谷口さんのお話は、いろんな気づきがあり、いろんなことを考えさせられました。
迫りくる気候危機――
世界第2位の災害大国日本――
1. 何が起きているのか、
2. なぜ起こるのか、
3. どうすれば変えられるのか
4. 3つの希望
について、とても分かりやすく、説得力のあるお話で聴く人を虜にしました。
知れば人は変わる――と谷口氏。
変わる人が全体の3.5%いれば、社会は変わる。
人は正義では動かない。
人はそれが楽しいから動く!
コロナの影響で、CO2がとても減ったことは皆さんもご存知だと思います。
リーマンショックの時も、CO2は減りましたが、その翌年は経済回復のため、CO2の排出量ば爆発的に増え、これまでで最大の環境破壊が起こりました。
現在、中国は経済を優先するあまり、今すでにコロナ前よりCO2の排出量は増えています。
一方で、ヨーロッパは、過去の経験から経済を回復するときに環境を重視するグリーン改革を宣言。
日本が中国とヨーロッパ、このどちらの道を進むか…それは私たちの選択にかかっています。
でも、日本のすごいところは、今環境のことにも関心を持った人が確実に増えてきていると谷口氏。
「みんながやっているから…」ということで動く国民性は他の国ではありえない。
だから、みんなが楽しそうにやっている!
このムーブメントを起こしていく今はまさにそのチャンス。
Climate Chnage
⇊
Climate Chance
今回気候変動のことを初めて聞いた人、
今回初めて気候変動について考えた人、
家に帰って、家族と今日の話を話してくれた人、
少なくとも、今回のお話を聞いてくださった方たち60名が何かを感じ、
それを誰かに伝えるというアクションを取ってくれただけでも、
私は大きな成果だったと思います。
「1人の100歩より、100人の1歩…」
と谷口さんは常々言われますが、
参加者からは、
「1人の100歩と、100人の1歩」
が大事だという声をいただいました。
谷口さんのような100歩進んでリードしてくれる人がいるから、
1歩進もうという人が100人出てくる。
心理学では有名な「ノミの法則」も引用して…。
ノミのジャンプ力は、自分の体調のおよそ1000倍の2mは飛べるそうです。
しかしそのノミを蓋のある瓶に閉じ込めてしまうと、蓋にぶつかって飛べる高さが低くなり、
学習したノミは瓶から出しても、本来飛べる2メートルは飛べなくなるそうです。
では、飛べなくなったノミがまた飛べるようになるには、どうすればいいか?
飛べなくなったノミの隣に、2m飛べるノミを置くだけ。
何かで蓋を閉めているとしたら、その蓋を取って
楽しそうにピョンピョン飛んでいる人のそばにいればいい――。
今日参加してくださった方が、楽しそうにピョンピョンン飛んでいる人になってくれたらうれしいし、
私自身もそうありたいものです(笑)
新しいライフスタイルを模索している今、
新しい環境に配慮した仕組みを作って、
それが当たり前となると、
人は行動も変わっていくのだと思います。
仕組みを変えるには、3.5%の仲間を増やしていくこと。
選択と行動――
消費者としての在り方も変えていかないといけないと思いました。
ゲストとして来てくださった露木志奈さん。
バリ島にある最先端のエコスクールを日本人女性としては、はじめて卒業、
その後日本に帰国し、現在は慶応大学の現役大学生として環境に配慮した会社を起業。
グルーンスクールのこと、教育のこと、環境のこと、これまでの自分の生き方等、
とても興味深く、そのバイタリティも素晴らしいと思いました。
今度じっくりとお話を伺いたいと思います。
交流会は、時間も短くして、マイ皿、マイフォーク、マイカップを持参していただき、自家製ケーキとのみもので、谷口さんや参加者同士の交流もできました。
こういう場がなかなか持てない今、短い時間でも交流することができたことで、今後の活動につながる出会いもできたようです。
ご協力いただいたみなさんにも感謝です。ありがとうございました。
コロナとの共存、そしてコロナ後の私たちのライフスタイルを考えるうえでも、
できなくなったことに目を向けるのではなく、できることに目を向けると、
案外楽しいことはいろいろできるし、そのチャンスはある等も、考えさせられるとてもいい機会となりました。
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画像と音声が乱れていますが、今回のお話の内容が大体つかめるよう、以下限定公開します。
お話をご覧になりたい方は↓をクリックしてください。(谷口さんからは了解をいただいています)
※前半10分くらいまで、画面が白くなっています…(-_-;)音声は聞こえていますが、そこは飛ばしてもらっても内容は十分理解できます。
次回はもっといいオンラインのオペレーションができるよう頑張ります(笑)