子どもたちが本当に求める居場所とは?

 
ちょっと生きづらさを感じている子たちが安心して居られて、自分らしくなれる場ってどういう場なんでしょうか?
 
 
ハートフル・ポートでは、昨年から、SSWさんや(一社)かけはしの廣瀬先生やケアプラザの地域交流コーディネーターさん等とともに子どもの居場所について検討してきました。
 
 
「子どもの支援」という言葉にはちょっと違和感があります。子どもって支援される立場なのでしょうか?
もちろん、支援が必要な子もいますが、公的支援に頼らないといけなくなる前にもっと地域でできることがあるように思うのです。
 
本来持っている力をどう引き出すか?ということが大事で、子どもたちが求める場を作らないと、結局大人の自己満足になってしまうような気がしています。(前に子ども食堂をやっていたときにそう感じたこともありました)
 
 
生きづらさを感じている子はなぜそう感じるのか?
もっと生きていることが楽しいと思ってもらえるには、自分を好きにならないといけない。自己有用感をもっと感じてもらえるには、どうすればいいのか?
 
などと考える中で、ハートフル・ポートが作れる居場所って…と考えたときに、これだと思いました。
 
 
まずは、食べることを楽しいと思ってもらえる事!
 
 
ということで、「食べたいものは自分で作る!」を目指して、
7月から子どもたちの居場所「作って食べよ!」を開催しています。
 
 
食材をテーブルに並べて、「さあ、今日は何を作ろう?」からスタート。
身近な食材――玉ねぎ、ピーマン、ナス、トマト、ツナ缶、ウィンナー、粉、油などがある…
麺棒もあるし…
 
 
よし、今回はピザづくりに挑戦!
 
 
あとは畑に行って、食材を収穫して考えよう!
畑チームと料理チームに分かれて、早速スタート!
 
 
まずは生地作りから。
 
 
1回目の生地作りはぎこちなくても、2回目になると、中学生の子が小学生にコツを教えてあげたり、なかなかいい感じ。
 
 
普段はおとなしい子も、採れたてきゅうりを見て「これ大好き!」と言って、自分からきゅうりを切ったり、
「きゅうりには味噌マヨが美味しい!」と教えてくれる子がいたので、早速味噌マヨきゅうりを作ったり…。
 
その味噌マヨが美味しすぎて、これを厚揚げに載せて焼いたら美味しいよね~と中学生。
そうか!では、厚揚げをコンビニに買いに走ったり…
それって、居酒屋メニューだよね(笑)今度子ども居酒屋とかいいかも~(笑)←ぜひやりたい!
 
 
味噌汁が作りたいと言えば、よし、作っちゃおう!畑で収穫したネギを使えばいい!
 
 
とにかく、やりたい!作りたい!食べたい!を叶える場。
畑チームでは生の落花生を掘ったり、大根の種を撒いたり、いろんな経験をさせてもらいました。
いつも協力いただく村松さんありがとうございます!
 
 
運営はボランティアさんの力が大きくて、いろんな生活の知恵を伝えてもらいながらも、大人も子どもたちからもいろんなことを教えてもらい、笑いが絶えない楽しい時間でした。
 
 
その場で何でもあり!の臨機応援でみんなで作ったお昼ごはん。
 
 
キッチンできゅうりを切りながら、「こういう企画ってとてもいいですね!」と中学生の子が言ってくれたのは嬉しかった。
 
次は何つくりたい?
ハロウィン的なもの!アイシングクッキー!
 
 
いろんなやりたいを叶えていける場になるといいな!
次回はどんな料理がうまれるのか、とても楽しみです!
 
自分たちでいろいろと考えて決めるって楽しい!それは大人だって同じ!
 
子どもたちには誰にでも才能の種がある。その種からどう芽を出すのか…いい土づくりをしてあげるのは身近にいる私達大人の責任なのかもしれません。
 
 
次回は、10月14日(金)10時~
(毎月第2金曜に開催)
 
学校が生きづらいな~と思って家にいる子、一緒にご飯作りにおいで!
 

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